推本遡源と温故知新
勉強、事業、勝負事、どれも一足飛びにはいきません。その維持は更に骨が折れます。
特に、諸芸を窮めるというのは至難です。
最初の九割までは比較的易いものの、残り一割がなかなか到達しません。
継続は力なり。
何事も本物になるには継続性が大事。
ですが、人間は忘れますし、感覚も麻痺します。
同じことをやり続けるのがつらくなります。
“推本遡源”と“温故知新”は、道の深さや真実の多様さに気付かせてくれます。
その度に、道への認識が新たになります。
知ったとしても、それを色々な形で実践する。
獲得したとしても、更なる高みへ向かって創造する。
人生の修行も同じかもしれません。
達成したらそれで終わりではなく、最後の栄冠を目指して求め続ける。
「怠りなく励め」、これが仏陀の最期の言葉だったそうです。
思伝門下塾 池之内 亨
2022年09月29日 21:02