【うつ】死にたくなる程のつらい気持ちをどう克服したか?
いえ、それどころか、毎日が死にたい気持ちだと言われるかもしれません。
それほど現実は厳しいからです。
私もかつてはそうでした。
私の場合、きっかけは死の恐怖でした。
自分がこの世界から消えることに心底からの恐怖を覚え、
夜になると居ても立ってもいられず、発狂しそうになって冷や汗がでたものです。
生きることに意味を見出せず、何をやっても鬱々としていました。
当時は学生でしたので、夕暮れ時になると、一人当てもなく街中を彷徨い、
行き交うサラリーマンの姿を見ては、自分の行く末を思い、溜め息をついていました。
「理想だけでは生きていけない」、厳しい現実を思い知らされました。
自分は一体何をすればよいのか、どう生きていけばいいのか、逡巡する毎日でした。
体調がよい時はいいのですが、体調を崩した時は、とことんまで落ち込んでいました。
不安障害に睡眠障害が重なり、きつかったのを覚えています。
外出すると嘔吐するので、外出もままならなくなっていました。
ついに病院へ駆け込み、睡眠導入剤を処方して頂きました。
あれから30年。
今は気分が落ち込むことはありません。
死の恐怖はありますが、覚悟は出来ています。
全てを受け入れた上で、自覚的に人生を生き、充実した日々を送れています。
真の幸せの意味も知りました。
どうやって暗いトンネルを抜け出すことができたか?
様々な自己啓発を試したものの、どれも一時的なものでしかありませんでした。
結局、頭の理解だけでは日常とかけ離れてしまうからです。
また、自分軸が確立していないので、世の流れに抗うこともできません。
結局、気づいたのは、自分なりの世界観を再構築しなければならないということ。
加えて、それを日々の生活に展開させることが必要でした。
ちょっと難しいかもしれませんが、これは武道の攻防に似ていと感じます。
手強い攻撃を凌ぐのに、守る術は一つだけでは不十分。
あの手この手と技を尽くして初めて、徐々に形勢を盛り返せるようになる。
「算多きは勝ち、算少なきは勝たず」(孫子の兵法)の通りです。
これを身に着けるのは、確かに大変でした。
何度も何度も体に刷り込み、自分に言い聞かせる作業。
数十年の時を要しました。
振り返れば、溜まったノートは700冊超。
致死率100%の死を誰も避けることはできません。
どのような形にせよ、必ず死の恐怖は襲ってまいります。
それが生存本能だからです。
早目に片付けられるなら、絶対そうする方がいいに決まっています。
早く片付けば、残りの時間に生き甲斐を感じ、悔いのない人生を送れます。
逆に長引かせれば、人生の漠然とした不安にはまり、やっかいです。
命は貴重で稀有、それにも増して、“私”を遥かに超えて大きな存在。
その感覚さえつかめれば、死にたくなるほどのつらい気持ちは吹き飛ばせるようになります。
最先端科学と人類三千年の叡知は素晴らしい世界観をもたらしてくれました。
本講座ではそれをあますことなくお伝えします。
ぜひこの新たな世界観に触れてみて下さい。
きっと世界の見え方が変わり、人生が大きく好転していくに違いありません。
人間とは何か、いかに生きるべきか、そのエッセンスをお伝えできることを楽しみにしています。
思伝門下塾 池之内 亨
2024年10月30日 10:49