【死】死恐怖症に冷や汗をかいた体験はありませんか?
人間も例外ではありません。
むしろ、世界を認識する機能の発達した人間において、その感覚は最大になっているとも言えます。
「我思う、ゆえに我あり」(デカルト、1596年)
人間は強烈な自我意識を持っている故に、その自分が死によって消滅することに底知れない恐怖を抱きます。
誰でも、一度は死恐怖症(タナトフォビア)にかかったことがあるのではないでしょうか?
でも、大人になり、人生を長く生きていると、多くの人にとって死恐怖症は薄れていきます。
多くは日常への慣れです。
長く生きていると、この日常が永遠に続くと錯覚することからくる意識現象です。
ところが、癌などで突然、余命宣告されると、そのような幻想は吹き飛びます。
自分の死が現実のものとして再度認識され、死恐怖症が再発してまいります。
死ななければならないのに生き続けること、
それは耐え難い苦悩です。
ところが一方で、そんな命の宿命を恵みと捉え、感謝する生き方があります。
すべてを与えられたものとして捉え、素直にそれを楽しむ境地です。
自分より大いなるものに自分のすべてを委ねる境地です。
人類三千年の智慧が到達した精神の最高峰です。
死恐怖症に悩まされるようであれば、ぜひ本講座を受講してみて下さいませ。
思伝門下塾 池之内 亨
2024年09月21日 08:36