【人生】人生はつらい、人生は恐怖、人生はもの悲しい
誰でも、ふとした時に、生きることの大変さ、死の恐怖、
そして、諸行の無常にもの悲しく感じることがあるでしょう。
「人生は重荷を負うて遠き道をゆくがごとし」(徳川家康)
「ときどき自分がどうしてこの世にいるのか、どうして死ぬのかと考える。自分は死ぬ。周りの人たちも死ぬ。いつかいなくなるなんて最悪」(フランソワーズ・サガン)
これらは人生の特性なので、なくなることはありません。
だから、それらに囚われると果てがありません。
気持ちはどんどん沈み込み、精神に支障をきたすでしょう。
確かに、人生の苦難からは多くのことを学べます。
しかし、つらいことはないに越したことはない、というのが本音だと思います。
人類は既に膨大な苦しみの経験を積んでいます。
先人が苦しみの中で得た多くの素晴らしい知恵があります。
それを知らずに、同じような苦しみを味わうのは残念なことだと思いませんか?
先人は人生のネガティブな側面を受け入れた上で、更により素晴らしいポジティブな側面を開拓しました。
そこには、この世界の素晴らしさ、人生の素晴らしさ、そして、あなたの存在のすばらしさがありありと表現されています。
だから、人生のポジティブな面を見れば、世界の捉え方はまったく変わってきます。
そして、人生のつらさ、恐怖、もの悲しさを克服し、一生に渡って、元気と勇気をもって生きる事ができます。
人生はまだまだ捨てたものではありません。
人間への信頼は取り戻せます。
思伝門下塾 池之内 亨
2024年08月26日 08:41