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【世界観】「わたしは生きている!」感動の体験は世界観にあります

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日常の喧騒を離れ、ふとした時に「わたしは生きている!」と感じた体験はありませんか?
地平線に沈む雄大な太陽に感動したことはありませんか?
自然の奥深さ、或いは、人間の小ささを思い知らされます。
これが人間本来のあり方です。
 
科学文明のなかった時代、人間は自然と共に暮らしていました。
自然の営みを深く知らなければ人間は生活できなかったからです。
太陽の動き、季節の移り変わりを知って、農作物や狩りの時期を計りました。
 
古今東西、この自然に対する深い理解が、様々な土着の信仰心を創り上げました。
自然の営みに物質的運動以上のはたらきを感じていたのです。
古代ギリシアの自然主義、南アジアのヒンドゥー、そして、日本のアニミズム信仰もその一つです。 
強大で厳しい自然を生き抜くための知恵であると共に、死者の霊を成仏させるものでもありました。
 
このような信仰心は、科学文明の発展と共になくなりつつあります。
科学の力で自然をコントロールできるようになったからです。
とはいえ、大地震や大規模水害など、まだまだ人間の力は自然には及びませんが・・・。
 
さて、どのような世界観を持つかで、日常の風景は全く変わってきます。
世界を単なる物質的運動と捉えるニュートン力学的世界観だと味気なくなると思いませんか?
それがイギリスに端を発した産業革命、および、現代文明発展の原動力になっていますが、
他方で、人間疎外や環境破壊の原因にもなっています。
 
一方、20世紀初頭に現れた量子力学は新しい世界観を創り上げようとしています。
2022年、量子力学を実証した実験にノーベル物理学賞が授与されましたが、
現代でもこの理論は新たな現象を生み出し、進化し続けています。
 
この理論の根本原理は、“世界は一体”というものです。
この量子力学的世界観は、ニュートン力学的世界観が西洋的学的であるのと対照的で、東洋哲学的です。
日本人と相性がよいかもしれません。
この考え方は、持続可能な社会(SDGs)や人にやさしい生産システムなど、現代社会の諸問題を打開するポテンシャルを秘めているといえるでしょう。
 
それだけではありません。
世界は一体、つまり、世界のすべてはつながっていると捉えるので、人間の孤独や不安を和らげてくれます。
“わたし”は、より大きな世界に包まれた存在。
だから、“わたし”は孤独ではない。
例え、“わたし”が死のうとも、それを誰も知らなくても、この大きな世界だけは“わたし”を知っている。
そして、“わたし”はまた母なる世界へ還っていく。
 
このように、素晴らしい世界観は、世界を素晴らしく見せ、生きる勇気と元気を与えてくれます。
科学文明の力がなく、自然に厳しさに晒されていても、人々は豊かな心を持っていました。
そして、死に対しても、現代のように不安なものではありませんでした。
より大きな世界とつながる”すべ”を心得ていたからです。
例え、肉体が滅んでも、心をより広大な世界に溶け込ませるイメージを持っていたからです。
 
思伝門下塾 池之内 亨
2024年08月19日 23:24

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