【鬱】人間は環境でよくもわるくも見える存在です
富を持ち立派に見える人でも、同じ境遇に置かれれば、同じことを感じるでしょう。
人間の創りに大きな違いはないからです。
それに、その境遇は個人が選べるようなものでもありません。
自分で選んでいるように思えても、より大きな社会の枠組みに支配されていることがほとんどです。
ある意味、境遇に恵まれるか恵まれないかは”運”の問題です。
だから、卑下する必要などありません。
その逆もまた然りです。
不遇にあれば、生き延びるための方便として愚痴をいい、悪態をつきますが、
ひとたび不遇から解放され、富を得れば立派に見えることでしょう。
私達はつい、見た目で人を判断しがちですが、
環境のせいで、その人の本当の姿を見失っては残念です。
人間の本質は決して悪いものではありません。
思伝門下塾 池之内 亨
2024年08月08日 23:22